令和5年度 安全衛生大会
連日、大変な猛暑が続く中、安全意識の高揚を促進し、労働災害防止を図ることを目的に毎年実施している「福島地区電気工事協同組合安全衛生大会」が、8月2日(水)午後2時から福島県青少年会館において来賓6名、組合参加者59名の参加により開催されました。
安全衛生大会は、令和2年から昨年までの間、新型コロナウイルス感染症のため、開催時期の変更や規模の縮小を行いながら開催いたしましたが、本年については通常通りの開催となりました。
大会では、鈴木保則副理事長の主催者あいさつの後、ご来賓を代表して福島労働基準監督署副署長 加藤政和様と東北電力ネットワーク㈱福島電力センター所長 齋藤寛礼様よりご挨拶を賜りました。
令和5年度の講演は、前飯舘村村長である菅野典雄様から主題を『「成長社会」から「成熟社会」へ』、副題として『「お金の世界」から「いのち、心の世界」そして「安全の世界」へ』が掲げられました。自らの体験を基にした講演では戦後日本がお金・スピード・効率にこだわるあまり、違う基準を求めるという気付きがなかったため、福島第一原子力発電所のような事故につながり、世界一安全な国が危ない国に変わってしまった。事故発生後は、いかに当たり前がありがたいかが分かり、安全を追求するにあたっては危ないという判断が百人百様のため、丁寧に時間をかけて物事を見つめるという心のシェアの必要性を述べられ講演が終了しました。
講演終了後、本年は出席者を代表して福島第一支部の半澤秀雄氏(㈲半沢電気工事店)が大会宣言を行い、最後に、参加者全員で大会スローガンを唱和し、今年一年間の災害事故防止を誓い合って閉会しました。